数珠について

今回は、お葬式に持参されている数珠についてです。
一般的には本連数珠と略式数珠とあります。
木製のものや石製のもの、プラスチック製のものがあり、房の形状もいろいろあります。
本連数珠とは、玉が108個で大きな円の長いものです。二重にして使用するものですね。
略式数珠とは、皆さんが一般的に所持されていることが多いのかと思いますが、
玉が108個の半分の54個や3分の1の数の36個のもの。
4分の1の27個、6分の1の18個のものがあるようです。
小さな輪の片手で持つタイプですね。宗旨宗派により掛け方にも違いがあるようです。


また、興味深いのがキリスト教にもロザリオという数珠に似た形状のものもあります。
キリスト教徒からは仏教徒のロザリオとも言われるようです。
変わったものでは1080個の玉が付いたものもあるようです。

数珠の基本の数が108個というのはお釈迦様から始まったようですね。
人間の煩悩の数と言われています。
数珠は自分のものを使用し他人に貸したりする事は良くないようです。
自身の念や煩悩が数珠に映り込むのだそうです。

御参考にしていただけたら幸いです。