中山直葬会館の天井装飾幕を張り直しました

先日は、蝋燭の煤や線香の煙で汚れが目立ってきた 中山直葬会館 の天井装飾幕を張り直しました。
ポンヂというロール状の細長い布を使用し画鋲でとめていきます。
同じ間隔を保ちながらジグザグに画鋲を打っていきます。

20年位前は御自宅でのお葬式や近隣の集会所でのお葬式も多くあり、こういった装飾幕を張っていました。
通常の生活空間の状態から故人を送り出すために荘厳な空間を作る為に装飾するのです。

最近では葬儀会館を利用したお葬式が大多数となり なかなか幕を張る機会がなくなりました。
ながく葬儀業をされている人は通常こういった技術があります。
厚生労働省が認定する葬祭ディレクター検定でも筆記試験、司会実技の他に、幕張実技がありました。制限時間内に図に書かれた形を作成しなくてはいけません。完成しなければ 0点で失格。完成した形を採点され 凡そ 7割以上で合格であったと記憶しております。

最近は葬儀会館でのお葬式が多いため 経験が浅い方は幕の張り方もご存じない方も多いと思います。

お葬式の形態も変わってきました。これから先も変化していくと考えられますが、柔軟に臨機応変に対応していければと思います。